2017/07/18 09:11
車いすユーザー向けバッグブランド『ADOM(アドム)』を本日よりスタートいたします。
はじめまして、ADOMの井上タミツグです。
ADOMとは・・・(a
diversity of methods)意味:さまざまな方法、多様性
これらのワードを商品コンセプトとして車いすユーザー向けバッグブランドです。
使い方や取り付け方を限定せず、さまざまな方法で使用できるダイバシティーアイテムを提供していきます。
ADOMの経緯についてご紹介します。
私がこの企画を始めるきっかけになったのは
車いすユーザーがバッグを使うにあたり、現状にかなりの不満を持っている
という事でした。ファッション性と機能を融合して、満足いただけるものを提案できないかという思いからスタートしました。
そのような思いを抱きつつも、車いすユーザーの個々に持つ障害の多様性や車いすの違い、取り付ける範囲の制限など、すべての方に適切な商品を開発する事の限界を感じ、どう対応していくかが見出せず、いたずらに時間ばかりが過ぎていきました。
そんな中Co-Co
Life 女子部という心のバリアフリーをめざすファッションフリーペーパーと出会い、私たちの思いが実現可能か検証していただくために2度のグループインタビューを開催させていただくに至りました。
グループインタビューのおかげで私は車いすユーザーのバッグに対する不満や必要な機能を対話形式でヒアリングできました。それに対してのソリューションを提案する事により話が広がりそして熱を帯び多くの開発ポイントを体感としてキャッチすることができました。
重要なのは情報ではなく彼女たちの思いなのだと私はその時に感じ、この感覚は今でも私の原動力となっています。
そしてADOMはCo-Co Life 女子部とコラボという形で企画をスタートさせるに至りました。
アドムの商品コンセプトはいろいろな使い方ができ、多様性に対応する事です。
合わせて機能に縛られない機能を持たせる事。ユーザーか意識しなくても自然に機能を体感できる商品を目指します。
私たちが今後リリースするダイバシティーアイテムにもご期待ください。
このブランドを無事リリースできたのは関係していただいた方々の数々の協力でここまで至りました。皆様には多大なる感謝とお礼を申し上げます。
2017年7月18日
井上 タミツグ